Lightning Platformでのアプリ構築方法

SalesForce資格勉強

Lightning Platformの理想的なアプリケーション構築の順序

①データモデルとアプリケーション構築
⇒Lightning Platformで宣言的開発(ローコード)で作る
②機能を拡張
⇒体内部分を同じように宣言的開発で拡張していく。
③機能を開発
⇒それでも実現できない場合、ソースコードを書いて機能自体を作る。

なので、なるべくソースコードを書かないでビジネスに役立つものを作るというのがSalesForceの思想です。

宣言的なビルダーとツール

SFでアプリを作るためのツールを紹介します。

オブジェクトマネージャー

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ 設定アプリの中にあります。

◆用途
オブジェクト、項目、レコードタイプ、レコード詳細のページレイアウトなどSalesforceオブジェクトに関連する情報を管理することができます。

◆具体例
・オブジェクト参照/作成
・項目参照/作成

オブジェクトマネージャーで参照を行うよりも下記のクロームの拡張機能を使うことをお勧めします。
オブジェクトの項目の詳細情報を確認するにしても、登録されているレコードを参照するにしても使い勝手がいいです。
Salesforce DevTools

 

アプリケーションマネージャー

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「アプリケーションマネージャー」

◆用途
アプリケーション、ナビゲーション項目、ユーティリティバー、ユーザプロファイルへのアクセス権限を管理する。

◆具体例
・アプリケーションの作成/参照
・利用可能なAuth範囲の編集
・コンシューマ鍵参照

Lightning アプリケーションビルダー

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「アプリケーションビルダー」 ⇒ 新規

◆用途
Lightning ページ、ページテンプレート、テンプレートへのコンポーネントの配置を管理する。

◆具体例
・Lightningページ、テンプレート、コンポーネントなどのUIを作る

ここまでが「①データモデルとアプリケーション構築」でした。
①オブジェクトマネージャーでデータモデルを作る
②アプリケーションマネージャーでアプリを作る
③アプリケーションビルダーで作ったアプリのUIを作る。

 

プロセスビルダー

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「プロセスビルダー」 ⇒ プロセスビルダーをクリック

◆用途
条件とアクションを指定するだけで、レコードが変更された際の処理を自動化できる。

◆具体例
・何らかのレコードが何らかの処理で変更された際に、自動で実行されて処理を行う
バッチのような機能を作れます。

フロービルダー

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「フロー」 ⇒ 新規or既存のフロークリック

◆用途
・レコード操作を自動化するフローを要素、コネクタ、およびリソースを組み合わせて作成する。
・作成できるフローは2種類
⇒画面フロー:ウィザード形式のインタラクティブなフローを構築し、
ユーザから情報を収集するがめんを作成
⇒自動起動フロー:ユーザアクション、レコードの変更時や特定の時間に
自動で起動するフローを作成

◆具体例
・画面フロー:
ユーザ登録のフォーム
個人の情報を入力 ⇒ 「次へ」ボタンを押下
⇒「この内容でいいですか?」とダイアログ表示 ⇒ 「確認」ボタン押下
⇒「登録完了しました。」という画面に遷移する。

・自動起動フロー:
画面を必要としない自動起動するフロー
・ユーザが特定のボタンを押下したとき
・レコードを変更したとき
・特定の時間などのトリガー

 

プロセスビルダーとフロービルダーの違い
・プロセスビルダーのほうが非常に簡単なため、拡張できる機能も少ない。
・フロービルダーでプロセスビルダーでもできるような機能拡張を行ってしまうと複雑になってしまう。まずはプロセスビルダーで作れないか試みて、その上でできない場合フロービルダーを検討する。そしてフロービルダーでもできないことはコーディングが必要になります。

 

機能開発(クライアントサイド)

Lightning Platform のUIフレームワークを2つ解説いたします。
・Visualforceページ
・Lightningコンポーネント

Visualforceページ

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「Visualforceページ」

◆用途
クライアントからのリクエストに応じて、サーバー上で動的にHTMLを構築するためのテンプレートを作成する。

◆具体例

JSP、CGIやPHPに似た機能です。

クライアントからURLをリクエストすると、事前に開発しておいたVisualForceページとSalesforceオブジェクトのレコードを埋め込んだ状態のHTMLを作って、それをクライアントに返す。

そして、ユーザが画面で値を変更すると同じようにリクエストして、また新しいページを取りに行く

◆開発方法

VisualForceの開発には「VisualForceマークアップという特殊なタグ」と「標準のHTMLタグ」を組み合わせて使います。

VisualForceマークアップを使うと、スタイルや機能を全て含んだものを作れます。
一つづつHTMLで部品を組み合わせる必要がなくなります。
NTTのイントラマートで画面を作るときに似ています。

 

Lightning コンポーネント

◆遷移の仕方
右上の歯車マーク ⇒ 設定 ⇒ クイック検索「Lightning コンポーネント」

◆用途
・クライアント上で描画されるSPAの画面を構成するコンポーネント(部品)を作成する。
・各コンポーネントは必要に応じてサーバーからデータを取得する。

SPA(Single Page Application)とは
単一のWebページでアプリケーションを構成する設計構造の名称です。

◆具体例

VisualForceと違って、Lightningコンポーネントは
ページの構成やアプリケーション自体のUI(画面)ではありません。

ページの中で動く一部のコンポーネント(部品)になります。

それぞれのコンポーネントは必要に応じて
Lightning PlatformからSalesForceのオブジェクトを取りに行くという流れになります。
これはjQueryのAjaxのような処理に似ています。

 

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機能開発(サーバーサイド)

 

 

 

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