SalesForceでsoap APIを利用するための前準備

SalesForce資格勉強

その前にWSDLとは何なのか?Soap APIは何なのかについて解説をします。

知っているよ。という方は読み飛ばしてSFでのWSDLの生成方法から
コンシューマ鍵の取り方、セキュリティトークンの発行の仕方をご覧ください。

WSDLとは

WSDL(Web Services Description Language)とは

・そのWebサービスはどこにあるのか
・そのWebサービスは、どんなフォーマットのメッセージを使って利用するのか
・そのWebサービスは、どんな通信プロトコルを使ってメッセージをやり取りするのか

要するにWebアプリ(サービス)とやり取りするためのルールや技が格納されたファイルです。
Soap APIはこのWSDLに書かれた内容を使ってWebアプリとやり取りをします。

 

具体例

ある運送会社が自社の配送管理アプリをWebサービスとして公開するとする。

商品の配送業務をそのアプリに予約するという業務は、どのユーザでも共通したものです。

このような場合、運送会社は自社のWebサービスの配送業務を行うインターフェースを標準化する必要がある。

運送会社は、標準化されたインターフェースの仕様を記述したWSDL文書を作成し、それを一般公開することになる。

この運送会社が独自で作るか、外部のWeb屋が作るかは置いておいて、公開されているWSDL文書を開発ツールに読み込ませてインターフェースを実装するコードを書くだけで、配送業務を行うアプリが開発できる。

このようにWSDLはWebサービスの開発効率を上げるための技術です。

また、他にも有名なAPIの種類としてRestAPIというものがある。
これはHTTP通信を使って対象のサービスのプロトコル(ルール)にそって、特定の処理をするものです。

 

Enterprise WSDLを取得する方法

SFのsoap APIを使うために自分の開発環境のWSDLを
生成して自分の開発しているアプリに組み込む必要があります。

なのでSFを学びたい方はSFのお試しのDeveloper Editionを取得する必要があります。
開発者の方で既に組織に紐づくDeveloper Editionのユーザ名とパスワードを渡されている方は
次の解説はスキップしてください。

 

組織とは
ライセンスユーザがセットした Salesforce のリリースに付属されたものです。
組織は、Salesforce の各顧客に提供される仮想スペースです。
組織には、すべてのデータおよびアプリケーションが含まれており、他のすべての組織から独立しています。つまり、開発者作ったアプリを使うユーザもこの「組織」から発行されたアカウントで
組織内にあるアプリを開発したり利用したりできます。

Developer Editionを取得する

こちらのURLで取得してください。

下記の画面に遷移するので、アカウントを作ってください。

 

アカウントを作成したら下記のようにログイン画面に進みます。
念のためログイン画面のURLも載せておきます

 

ログインが完了したら、下記のような画面に入ります。
この状態ですと画面の種類が「Salesforce Classic」なので
Lightning Experience に切り替えてください。

 

Lightning Experience に切り替えると下記のような画面になります。

 

Enterprise WSDLを生成させる

①設定画面に遷移する
右上にある歯車マークを押下すると、設定が選択できるので押下する。

 

②クイック検索で「API」を検索して、インテグレーションのAPIに遷移する。

 

③「Enterprise WSDL」を生成する。
WSDLは複数ありますが、Enterprise WSDLの生成を押下してください。

 

④自分の組織のWSDL

この画面のURLを次のVisual Studio環境設定で使います。

 

セキュリティトークンの取得方法

①自分のアカウントの「設定」に行く

 

②私のセキュリティトークンのリセット画面を表示する

 

③セキュリティトークンのリセットボタンを押下すると、
登録しているメールアドレスにセキュリティトークンが送られる。

 

コンシューマ鍵の取得方法

①設定に遷移

 

②クイック検索でアプリケーションマネージャーを検索する

 

③自分の作ったアプリの編集ボタンを押下する

 

④コンシューマ鍵を参照できる。

 

次回はVisual Studioの環境設定を行います

 

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