EL式について

Javaウェブアプリ開発

EL式とは

Expression Languageの略。
JSPをより簡単に書くためにJSP2.0より導入されており、JSP上で使用する。
クライアントへの出力に使用する。

環境について

本記事内で登場するソースコードは、SpringMVCモデルを使った記述を紹介します。
特にサーブレット内で行うattributeの方法が「model.addAttribute」となります。

一般的なサーブレットのリクエスト/レスポンスのattributeの方法だと下記のようになります。

この違いを理解して頂いて、本記事をご参考ください。

 

基本的な使い方

と書くことで、式の部分が出力されます。

たとえば

jsp側

とすると、

ブラウザ側

と表示されます。

スコープに保存されているオブジェクト

を参照することもできます。
登録したときの名前(プロパティ名)で表示することができます。

たとえばServletなどで

servlet側

という処理を行っていた場合、JSP上で

jsp側

とすることで

ブラウザ側

と表示されます。

また、スコープに登録したオブジェクトのフィールドを参照することもできます。
Studentクラスにnameというフィールドがあります。
“student” という名前でStudentクラスのオブジェクトを登録します。

servlet側

この場合、

jsp側

とすることで、登録したStudentオブジェクトのnameフィールドに格納されている値を表示することができます。
また、Studentクラスにnameフィールドのセッター、ゲッターが必要になります。

値の受け渡しはFormクラスのセッター/ゲッターメソッドを使う

サーバーからEL式を使い、画面出力するとき ⇒ Formクラスのゲッターメソッド
画面からサーバーに入力値を送るとき ⇒ Formクラスのセッターメソッド

暗黙的オブジェクト

jsp側

の param は暗黙的オブジェクトです。
自分でオブジェクトを生成しなくとも使うことができます。
ほかにも”requestScope” , “header” , “cookie” などの暗黙的オブジェクトもあります。

 

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