はじめに
皆さん。こんにちは! DreamHanksのエルムです。
今回はAWS Amplify CLIの使用方法について説明していきます。
AWS Amplify CLIについて
Amplify CLIを始める前に、まずAWSにアカウントを作成する必要があります。そのために、ここではAWS Amplifyのセットアップを学ぶことができます。
AWSアカウントを作成したら、先に以下のコマンドでAWS Amplify CLIをインストールしておきましょう。
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yarn global add @aws-amplify/cli |
前述のコマンドは、CLIをグローバルにインストールします。AWS Amplify CLIは、AWSエコシステムでのワークフローを簡素化することを目的としたツールチェーンです。AWS Amplify CLIのボンネットの下には何があるのかと思うかもしれません。基本的には、CLIを通じてAWSエコシステムと接続します。現代のあらゆるアプリは、認証、機械学習(ML)、NoSQLデータベース、オブジェクトストレージ、分析、ウェブホスティング、サーバーレスのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)ゲートウェイ、通知などの機能を必要とします。AWS Amplifyはそれらをすべて備えています。必要なことはすべて数回のコマンドで実行できます。
ここでは、開発時によく使うコマンドをご紹介します:
コマンド | 説明 |
amplify configure | プロジェクトの設定を行います。 |
amplify init | 新規プロジェクトの初期化を行います。 |
amplify configure project | プロジェクトの設定を変更する。 |
amplify add <カテゴリー> | 認証やAPIなどのクラウド機能を、以下のようにプロジェクトに追加します:
ホスティング: amplify add hosting 認証: amplify add auth Simple Storage Service(S3)とDynamoDBのストレージを使用しています。 amplify add storage GraphQLまたはRESTful API(RESTはRepresentational State Transferの略)。 amplify add api |
amplify update <カテゴリー> | クラウド機能のアップデート(カテゴリー別の詳細は次の表をご覧ください)。 |
amplify push | ローカルコードでクラウドリソースをプロビジョニングします。ローカルのAppSyncリゾルバやテンプレートをオーバーライドしたい場合は、次のようなフラグを追加します。
amplify push –no-gql-override |
amplify pull | クラウドからの変更点の取得。 |
amplify codegen add | GraphQLのスキーマに基づいたコードを生成します。 |
amplify help | CLIのヘルプ情報を表示します。 |
前の表は、AWS Amplify CLIのコマンドと、言及されたカテゴリを示しています。次の表では、各カテゴリとそれに対応するAWS製品の概要を示しています。
カテゴリー | AWSプロダクト |
認証(Auth) | Amazon Cognito |
ストレージ(Storage) | Amazon S3とAmazon DynamoDB |
ファンクション(Function) | AWS Lambda |
API | AWS AppSyncとAmazon API Gateway |
アナリティクス(Analytics) | Amazon Pinpoint |
ホスティング(Hosting) | Amazon S3とAmazon CloudFront |
お知らせ(Notifications) | Amazon Pinpoint |
インターアクション(Interactions) | Amazon Lex |
予測(Predictions) | Amazon Rekognition, Amazon Textract, Amazon Translate, Amazon Polly, Amazon Transcribe, Amazon Comprehendと Amazon SageMaker |
このように、AWS Amplifyのクラウドサービスでは、アプリと各AWS製品との間の複雑な設定や配線(必要なコードを裏で生成するなど)をAmplify CLIで抽象化することで、統合を簡素化しています。
サポートされているフレームワーク(React、React Native、Angular、Ionic、Vue、あるいはiOSやAndroidのネイティブアプリなど)を使った既存のプロジェクトがあり、それをAWS Amplifyと統合したい場合は、いつでもamplify configureやamplify initを呼び出すだけで、プロジェクトをセットアップすることができます。好みのサポートされたフレームワークでのプロジェクト作成後に、Amplifyで新しいプロジェクトを初期化したい場合も、同じコマンドを呼び出すだけでよい。ターミナルでAmplify CLIを介してそれらの初期化コマンドを呼び出すことで、ターミナルとボンネット上のWebブラウザを介してAmplify Consoleに直接接続され、開発者のためのリソースの作成と設定が行われます。Amplify CLIはセットアップウィザード、Amplify ConsoleはAmplifyプロジェクトを作成・設定するためのユーザーインターフェース(UI)だと想像してください。
ここまでは、Amplify CLIの設定方法の手順に沿って、基本を学んできました。
終わりに
今回の記事は以上になります。
ご覧いただきありがとうございます。
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